コラム

“君のいない世界”とINAさんと私と電脳音楽塾と…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。電脳音楽塾オンラインサロン会員のYukkiです。

さて、今回は、2年前の今頃を思い出しながら、I.N.A.さん(電脳音楽塾オンラインサロンオーナーINAさん)の著書“君のいない世界”の読書感想文を、改めて書いてみようと思います!

2018年春、『君のいない世界』出版社ツイートキャンペーン企画に投稿したYukkiの感想ツイート

2018年春、『君のいない世界』出版社ツイートキャンペーン企画に投稿したYukkiの感想ツイート

既にこの本を読んだ方々からは、「あっ!私も同感です。」、「もう一度読み返してみようかな!」なんて共感などを抱いていただけたり、まだ読んでいない方々からは、「読んでみようかな。」なんて読者の輪ができると嬉しいです!

1. 序 2018年春

~人生を豊かに変えた魔法の本~

みなさんは、自分の人生観や価値観、生活が変わるくらいの影響を受けた本に出会っていますか?

もしかしたら、本を読む習慣がある方々は、「そりゃあるに決まっているでしょう!」と回答が返ってくるのかもしれません。

しかし、自慢にもなりませんが、私にとっては、ただごとじゃなかったのです!

私は、そこそこ人生の年輪を重ねてきてはいるものの、とにかく”本を読む”ということが苦手。
文章が目や頭で読めても、何となく心に浸透しない違和感みたいなものがあると、どうしても苦手意識が芽生えてしまっていたのでしょう。

そんな私は、いつものように、神戸の綺麗な街並みをぷらり散策していたあるとき、本屋の店頭に置いてあった一冊の本に何気に目が止まり、足も止まりました。

そう!

その本こそが、私のその後の人生観に大きな影響を与えた”君のいない世界“だったのでした。

のちに、2019年5月5日、著者I.N.A.さんと電脳音楽塾の教室で初めて会話をしたとき、INAさんからの「読んでくれたきっかけは?」という問いかけにも、一瞬、あれ?!何でだろう?と必死に考えても。。。さして理由もなく、

「たまたま通った本屋の店頭にあったからです。」と正直に話したのですが、それ以上の理由をあえて後付けで言うならば、表紙のタイトルと写真に何か意味なり興味を持ったからなのでしょう。

「君のいない世界」の表紙

「君のいない世界」の表紙

「君のいない世界」というフレーズからは、寂しさや孤独感でいっぱいになりそうなはずなのに、表紙に差し込まれた1枚の写真は、その気持ちを吹き飛ばすくらいの温かい眼差しと色あせない信頼関係みたいなものを強く感じたからだと思います。

私は、その本屋のカウンターまで、“君のいない世界”と一緒に歩いていったのでした。

2. 始 大きな衝動

~心の奥にある”何か”を動かす力を持った本~

私は、人の心を動かす力を持った言葉たちを想像してみたとき、次のようなものをすぐさまイメージします。

感動 親近感 共感 期待 好奇心 好感 新鮮 カリスマ性…

そして、これらの言葉が凝縮された人物が、もしも、自分の目の前に現れたならば。。。

実際に目の前に現れないとしても、会ってみたい!!と感じるはずです。

実は、私は、それまで、INAさんのこともhideさんのことも、知らずに生きてきました。X JAPANという名前は知っていたけれども、音楽をしっかり聴いたこともなく。

正直、表紙の写真の中の二人が誰と誰かすら知らずに本を購入し、一読したわけです。

そして、次の日には、何かに取りつかれたように、本の中の登場人物の『hide』さんと『I.N.A.』さんをネット検索し、『HURRY GO ROUND』が全国一斉ロードショーされるところまでたどり着きました。

とにかく、二人に会ってみたくて仕方なくなりました。

さっそく映画も観に行ってみよう!!

なぜそんな気持ちになったのでしょう。

それは、確かに、”君のいない世界”のI.N.A.さんの言葉たちには、心を動かす強い力がたくさん宿っていたからなのです。。

具体的に特出ししてみますと…

I.N.A.さんでなければ成し得なかったであろうhideさんへの思いが溢れた優しさやhideの音楽、奇跡の新曲『子 ギャル』まで作り上げた信念がしっかりと活字で伝わってきた、感動!

「hideちゃん!」「イナちゃん!」、この語調のテンポの心地よさに、親近感!(その対として、ごく僅かな場面だけに出てきた「松本秀人」、「稲田和彦」という本名の重みが強調されている使い分けにハマりました。)

「良いものは良い。悪いものは悪い。遠慮せずに何でも言ってほしい。」という、仕事を共同でするための大切なスタンスに、共感!

『子 ギャル』完成のエピソードからエピローグに繋がる一連のくだり!!私は、今を生きるI.N.A.さん本人にお会いしたら、自分は何かが変われる気がしてたまらなくなり、期待!

私にとっては、まだ踏み込んでいない未開の音楽ジャンルの世界に、好奇心!

数少ないながらhideさんとI.N.A.さんの仲の良さが十分に伝わる差し込みの写真、主人公のhideさんとI.N.A.さんの心地よい絶妙なバランス感が、好感!

20年も過去を題材にしているとは思えない鮮明な日記のような表現が、新鮮!

hideさんがどれだけスゴい影響力を与えた人物であり、そのhideさんに無二の存在せしめたI.N.A.さんという人物の、カリスマ性!

3. 動 hideさんとINAさんと私と

~『知らない世界』を体感させてくれた本~

もっと彼らを知りたい!という自然な流れで、映画館に向かい、やっとそこで、”君のいない世界”の中がノンフィクションとして現実味を帯びた瞬間、私の心は、震えて震えて…止まらなくなって…

それは、単に哀しいのではなく、今まで知らなかった世界に触れてしまって、無知だった自分が悔しくて取り戻したくて…彼らに会いたくて感じたくて…そんな震えだったことを記憶しています。

それからの私の日々の生活は、一変しました。

今まで1枚もなかったhideさんのCDやDVDを買い込み、雑誌やネットの記事を読み、イエローハートを買い、エレキの練習に明け暮れることになったのでした。

それだけ、I.N.A.さんの文章には、本の中の言葉だけの世界から飛び出し、私自らを行動させ、現実にさせていく、感動させるだけでは終わらせないとっても不思議な力が宿っていたのでしょう。

4. 転 INAさんと私と電脳音楽塾と

~『語り継ぐ』、『活き続ける』ことを感じさせてくれる本~

hide「子 ギャル」のジャケット

hide「子 ギャル」のジャケット

私は、”君のいない世界”の中で、特に、大好きな部分があるのです。

それは、

『子 ギャル』の完成の瞬間のくだりからエピローグ最終頁へと流れていく部分です!

『気がつくと、涙が溢れて止まらなくなっていた。でも、それは悲しみの涙ではなく、久しぶりの再会を懐かしむ喜びの涙だった。「hideちゃん……おかえり!」未完の3rdアルバム『ja,zoo 』、16年の時を経て、ここに完結。 ~中略~ 1998年5月2日、目が覚めると君のいない世界がはじまっていた。あれからいろいろあって、ホントいろいろあって、でも、いまじゃこの世界も悪くないなって思えるようになったよ。(以下省略。原文のまま)』

この部分の表現は、なんと美しい言葉たちの繰り出す旋律なのでしょう!

なんだか、hideさんとI.N.A.さん二人の居心地のいい場所が戻ってきた安心感が感じられるばかりではなく、二人のそれぞれの温かい未来の美しい風景すら感じさせてくれて、読者である第三者の私までもが、ほっとする気持ちにさせてくれました。

さて、

著者I.N.A.さんにいつか会ってみたい!!という私の願いは、2019年5月5日、「はじめはまして!」と電脳音楽塾のINAさんの講座で挨拶を交わすかたちで叶うことになったのでした。

その講座は、まさに、”君のいない世界”の中に出てくるhideアルバム「子 ギャル」ハイレゾ版”全曲”試聴会。私にとっては、奇跡的な1日になりました。

(そのときの感想をコラムにしています。ビジネススキルがぐんぐん育つ!!良質な土壌「電脳音楽塾」vol.2!をどうぞ。)

私の目の前にいたINAさんは、”君のいない世界”の、穏やかで温かくて、優しい目をしていた登場人物I.N.A.さんそのものでした!

“君のいない世界”の中で知った『子 ギャル』を完成させたことに終わらせることなく、活き続けさせていたINAさんは、やっぱり偉大な著者です!

そして、I.N.A.さんは、”君のいない世界”本にサインをくださり、私に、こう語ってくれました。

「ギターもだけど、バイオリンもどっちも頑張ってね。」と。優しくて、とっても真剣な目でした。

あぁ、私は、また、偉大な音楽家に出会ってしまった!!と直感的に感じた瞬間でした。

I.N.A.さんのサインの入った”君のいない世界”

I.N.A.さんのサインの入った”君のいない世界”

5. 続 INAさんを信じて、自分を信じて

~また時が経ったある日に、読み返したくなる本~

私は、今でも、とっても辛いときや哀しいことがあったとき、前掲の『子 ギャル』の完成の瞬間のくだりからエピローグ最終頁へと流れていくたった数頁を読み返して、何度も勇気と希望と安心をもらっています。

私にとって、“君のいない世界”という本は、心が落ち着く場所がぎっしり詰まった空間そのものなのです。

そして、INAさんに出会ってから、約1年になろうとしている今では、すっかり、INAさんをオーナーとする電脳音楽塾を、私の『母校』だと思って慕っています。

その教室やオンラインサロンは、君のいない世界ながらも、hideさんとINAさんが今も共存しているような世界が感じられる、居心地がよくて温かい空間。

電脳音楽塾講座 SUNAO氏の『 ロック☆ギタリスト養成所・LEVEL 1&2(初級合同クラス)』を受講した教室で撮影したギター

電脳音楽塾講座 SUNAO氏の『 ロック☆ギタリスト養成所・LEVEL 1&2(初級合同クラス)』を受講した教室で撮影したギター

ただ、それだけではなく、INAさん自らが作り上げてこられた、INAさんと電脳音楽塾の講師のみなさんと私たちをしっかりと繋ぎ会わせて、心地よい刺激と発展、そしてその先にある『夢を現実に!』を与えてくれる素晴らしい空間。

夢は、非現実に想像しているだけなものではなく、自分たちで創造してカタチにして現実にしていくもの!

そんな大事なことを教えてくれる、大切な母校。

“君のいない世界”は、INAさんと私と電脳音楽塾をしっかりと巡り会わせてくれて、人生を確実に豊かにしてくれた、大切な一冊になったのです。

Yukki

なお、”君のいない世界”が私に幸運をもたらしてくれた大切な一冊の本であることについてのコラムは、コチラ:「幸運」というご褒美が訪れるためにすべきこと。

そして、そんなINAさんの、オーナーとしてのすばらしい統率力についてのコラムは、コチラ:理想の上司みぃつけた! ~電脳音楽塾オーナーINA氏に学ぶ~

も是非、ご覧くださいね。


電子書籍2020年4月28日発売!hideと共にすべての楽曲を制作してきた盟友I.N.A.が始めて綴る、hideとの出会い、音楽制作の日々、突然の別れ、そして未来…。

『君のいない世界 〜hideと過ごした2486日間の軌跡〜』

I.N.A. (hide with Spread Beaver)著

全国の書店・ヤマハ特約楽器店で発売中
特設サイトはコチラ

・書籍(Amazonリンク)
・電子書籍(Amazonリンク)