コンテンツエリアでは、電脳音楽塾オンラインサロンに投稿されている有料オンライン講座から、一部をご紹介しています。今回のコラムは、ライター・MC・プロデューサーの「大島暁美」が担当。
【音楽業界入門講座】イントロダクション
こんにちは! 音楽ライターの大島暁美です。1980年代前半から音楽雑誌で取材を始め、あれやこれややっているうちに音楽業界歴35年の大ベテランになってしまいました。
「音楽業界入門講座」は、電脳音楽塾(世田谷IID)で何回か開催させていただいているワークショップです。ひとことで音楽業界といっても職種は多岐に渡り、なかなかその実態はわからないことが多いように思います。「憧れの音楽業界で働いてみたい!」と思っても、どんな職種があるのかわからなくてはアプローチの方法を考えることはできません。職種の名称を知っていても、どんな仕事をするのかが具体的にわからないと、自分に向いているかどうか、本当にやりたい仕事なのかどうか、判断することが難しいですよね。
そこで、音楽業界のお仕事を簡単にまとめた業界MAPを作りました。いろいろ例外は存在しているのですが、たくさんのお仕事が音楽を生み出し、みなさんに届けるために存在しているのがわかると思います。
ひとことで「音楽業界」といっても、その中心で音楽を作っている人たち以外に、その音楽を世の中に広めてくれるマスメディアや、アーティストを支えているマネージメントやファンクラブ、アーティストがライヴをやる時にサポートする制作会社等々、実に多くの職種があって音楽業界は形成されています。
その一つ一つの仕事を具体的に説明していくのが、この業界入門講座です。
音楽業界は、今、すごい勢いで変化しています。音楽を伝えるメディアも、アナログ盤からCD、そしてダウンロードへと、時代と共に主流が変わってきています。それと同時に音楽業界の仕事も、かつて花形だったポジションから日陰に変わってしまった職種、以前は聞いたこともなかったのに現在は大人気の職種と、移り変わりが激しいです。そんなこともご説明しながら、わかりやすく様々なお仕事を紹介していけたらと思います。
さて、ここで、「どうして、大島さんは音楽ライターなのに、業界入門講座をやってるの?」と不思議に思われる方も多いかと思います。
長い期間、音楽業界でお仕事させていただいてきたので、いろいろなことを知っているという理由もありますが、生来の好奇心おう盛な性格のせいで、実はいろいろな職種に手を出してきたので、多岐に渡るお仕事を実際に間近で見たり体験したりしてきたからです。
具体的に、今までに経験してきたお仕事をざっとあげると、ラジオのパーソナリティ、テレビのリポーター、女性誌の編集、ライター(音楽の他、旅もずいぶん書いてました)、漫画の原作、少女小説、コピーライター、声優やアイドル歌手の作詞、音源制作、CD・バンド・イベントのプロデュース等々、もう何屋だかよくわからないような状態です。でも、メディア関係には、本職が何なのかわからないくらいいろいろなことをやっている人って、わりと多いような気がします。
そんな経歴から、外からはなかなかわからない音楽業界の話を聞かれるようになりました。ネットで調べればたいていのことはわかる現代の世の中ですが、音楽業界にはわかりにくいことが多いです。それを系統立てて説明すれば、きっと「音楽業界で働いてみたい」と思う方達のヒントになると思うし、将来の夢や進路に悩んでいる人の背中を押すお手伝いもできるんじゃないかなと思っています。
【余談】
去年の3月、今、世間を騒がせている男性雑誌Sで…
*こちらのコラムは、2019/3/2 電脳音楽塾オンラインサロンに投稿されたものです。