コラム

目で聴くメロディ vol.1

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聴くことで感じ見えるもの

アートの世界では様々な特殊能力を持つ人がいます。

まず、共感覚というものを説明します。

Wikipediaより

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。
例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。
英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同を意味する接頭辞 syn- と感覚を意味する aesthesis から名づけられた。感性間知覚。
共感覚の中でも、音楽や音を聞いて色を感じる知覚は「色聴」といわれる。絶対音感を持つ人の中には、色聴の人がいる割合が高い。
また、色聴は共感覚の中で一番発生率が高いと報告されている。
色を感じる音にも様々なものがあり、音程、和音、単語、または音楽自体が聴こえることもある。

共感覚 – Wikipedia

この共感覚を持つ人物として、作曲家のフランツ・リスト、リヒャルト・ワーグナー、アレクサンドル・スクリャービンや現代におけるミュージシャンでは、ビリー・ジョエル、スティービー・ワンダーなどがいる。

スクリャービンの色調によると、光の波長が音の振動数に対応するため、音階の「ドレミファソラシ」が虹の七色にあてはめることができるとされている。

  • ハ長調・・・赤
  • ニ長調・・・オレンジ
  • ホ長調・・・黄
  • ヘ長調・・・緑
  • ト長調・・・青
  • イ長調・・・藍
  • ロ長調・・・紫

例として某バンドの名曲を使用してみようと思います。

この曲は変ロ長調であり、サビのメロディはファドシシ ファドシシ シドレラ ソファソシラファなので、こんな感じになります。

五線と音符を無視したイメージ

ちょっと、手法を変えて描いてみようと思います。

ここで、絵画の技法でフルイドアートというのをご紹介します。フルイドアートとは、アクリル絵の具の流動性で描く美術画法のことをいいます。

某名曲のサビの色調を使ってフルイドアートを描いてみました。

共感覚を持つ人がこのように音が見えていたのかは分かりませんが、音を聴くことで果てしなくイメージが拡がっていくものがアートの真髄なのでは無いでしょうか?

*某バンドの名曲、おわかりになりましたか??

拙い文章と作品にお付き合いいただきありがとうございました。

引用参考文献

「調性で読み解くクラシック」 著:吉松隆

「共感覚という神秘的な世界 言葉に色を見る人、音楽に虹を見る人」 著:モリーン・シーバーグ 訳:和田美樹

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