2020年1月18日(土)、この日、雨雪交じりの東京・六本木ではDMMオンラインサロンpresents オンラインサロンアワード2019の授賞式が開催されました。
電脳音楽塾オンラインサロンでは会員が企画発案した【授賞式で完結?ドキュメンタリーミュージックビデオ制作プロジェクト】がプロジェクト部門にてめでたく銀賞を受賞し、この度のプロジェクトを完結することが出来ました。
私は音響機材の設営やそれに伴う使用機材の搬入、補助やチェック等を行うPAアシスタントとして参加。
この度の活動レポートはそういった視点で学んだ事をご紹介していきたいと思います。
ちょっとした勇気と、好奇心で
私が電脳音楽塾オンラインサロンに入会したのが11月中旬。
このプロジェクト自体は完成したMVの中でリーダーの一原さんが述べられた通り、ファイナリストに選ばれ、歌唱パフォーマンスを決行する事を前提に進められていました(本文、一部抜粋)ので私が加入する以前より準備、企画は進んでおりました。
この度のファイナリスト選出に伴い、本番当日である授賞式に向け、要となる歌唱パフォーマンスの参加希望者や、音響設営、撮影スタッフの募集を募る旨がサロン内でアナウンスされ、勇気を振り絞り、私も参加させていただく事となりました。
準備しておいて使わなければ、それでよし。予備は必ずもっていく
この言葉は電脳音楽塾代表のINAさんをはじめとし、分野を問わず各界のスペシャリスト/プロフェッショナルの講師陣からも共通して発信される言葉です。
事前準備、そして本番当日に使用頻度の高かったものは筆記具。
次いで養生テープや布テープといったものでした。その他にハサミや付箋も持って行きましたが、今回は使用せず。
油性マジックと養生テープはPA機器等の音量調整の際、目印となるマーカー位置を記載しておくなど用途は様々。
ツマミ位置は文字ではなく、絵で記入されておりました。(画像はイメージですが、おおよそこんな感じ)
予備のオーディオケーブルも何本か持って行きましたが、こちらに関してはINAさん、そして、歌唱パフォーマンスメンバーであり、PA機材の提供をしてくださったMatsuさんも持って来られていたので、使うことはありませんでした。
しかし、セッティングの際には長さの調整や機材との相性もあり、何度かケーブルを変える事がありましたので、予備の重要性を肌で感じる一幕でもありました。
必要なものは整理し、常に取り出せる場所へ
ただ予備をバッグに放り込んでおくだけでは肝心な時に取り出せず、探す手間が増えるだけだということ。
わかり易く取り出しやすい、使用目的事でツールがまとめられるポーチや、サコッシュ等でバックの中身を更に仕分ける、使用頻度の高いマジックはバックパックのドリンクホルダーに入れておくなど、限られた時間を有効に使う為にはこれらの事が必要なのだということを改めて感じる事が出来ました。
こちらは本番当日の様子。
貼ってすぐに剥せる粘着力の弱い養生テープ(青色)を準備。
ポケットから取り出すも床材と色の近い色の方が目立たなくて良いとご指摘頂き、取りに戻るといった場面も。
配線で人が躓かないよう、床材に近い茶色のテープでまずは複数をまとめて仮止め。その後、更に上から覆う様に固定します。
(会場には事前打ち合わせの際、テープを貼って良いか確認済みです。)
ルートを辿っての指差し確認
実は今回一番驚いたのが、正しく接続されている筈なのに、機材が全く動かない/電源が入らない場合の対処法、原因の見つけ方でした。
INAさんが実践されていたのは電源ケーブルの差し込み口等を確認した後、原因となる要所をアバウトに確認しながら供給源、大元となるコンセントを探す・・・といった手順ではなく、声に出しての指差し確認。
機材本体からコードを辿り、大小問わず想定される原因の一つ一つを確実に潰していきながら大元に向かう、といった流れでした。
また、自分で持ってきた予備のケーブルの本数は覚えておくことや、使用後は手垢や汗、熱などでケーブル類は劣化して腐ってしまうこともあるという注意点、腐ってしまうとビニールの劣化した臭い、濡れたまま放置した水着の臭いがするそうです。
汚れをふき取る際には無水エタノールが重宝するといったアドバイスを頂きました。
状況に応じてツールが変わる
今回、一番多く使ったアイテムが油性マジックを始めとする筆記用品。
え?オンラインサロンなのに?と思われるかもしれませんが、実際に顔を合わせての打ち合わせなどといった場面をはじめ、意見交換や情報共有の際はメモを取りながら、といった形が大半を占めていたような気がします。
ミーティングでは数名がメモを取り、そこで得た情報を確認しながらイメージの共有や交換。
時にはレシートの裏にペンで走り書きをする、といった稀なケースもありましたが、数時間後にそれらは精査され、オンラインサロン内で情報共有されるといった流れも。
~好きなモノを好きと言える場所で~
スケジュールの確認や当日の衣装など、サロン内での様々なディスカッションが続くある日の事。
塾長であるINAさんから【せっかくなので、歌唱パートのコーラス部分も参加しなよ!!】とお声掛け頂き、レコーディングにも参加。こちらも貴重な体験となりました。
学びをエンタメする、電脳音楽塾オンラインサロンは日々驚きの連続です。
さあ 飛び出そう 続く世界へ
『世界はチャンスに満ちている。それを掴めるものと掴めないものの差は、準備が出来ているか、いないかの差だろう。』
2020年の始め。INAさんがサロン内でこの様に述べられておりました。
改めて振り返ってみると、私たちはこのような学び以外の時間でも大小問わず、いつも音楽にまつわる話をしていた気がします。
ある時は最近購入した機材の話を。
別の機会では電子楽器、生楽器のネックを伝う振動の違いといった話や、楽器を始めたきっかけ、今後やってみたい事など。
『電脳音楽塾の皆さんは、本当に音楽が好きなんですね。』
DMMオンラインサロンアワードの授賞式終了後、実際そのようにしてお声掛け頂く場面がありました。
学び舎以外の場所においてもそれは何一つ変わることなく、集まればごく自然に音楽の話が出来る。
とても贅沢な時間だったと思います。