みなさん、こんにちは。
電脳音楽塾オンラインサロン会員のサトタクです。
まだまだ暑さの抜けない今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
暦の上では既に秋。秋と言えば芸術の秋ですね!(ベタですが!)
そんな秋に毎年開催されている電脳音楽塾主催の展覧会。
今年も開催が決定し、絶賛出展者大募集中ですが、
「興味はあるけど、様子がわからなくてちょっと…」なんて不安に思っちゃっている人、いませんか?
「アート」と聞いて気後れしちゃう人もいるかもしれませんね。
そんな迷えるあなたのために、昨年「作品を作る自信はないけど、運営で参加したい」などと素っ頓狂な変化球でスタートを切った私の、このコラムをお届けしたいと思います。
昨年は電脳音楽塾代表のINAさんが、X JAPANのギタリスト・hideさんとの創作活動の日々を綴った『君のいない世界』(I.N.A.名義)を出版され、非常に賑やかな一年でした。
アートやものづくりとは無縁の、まったくド素人の私ですが、電脳音楽塾がその『君のいない世界』をテーマにした展覧会(『君のいない世界』展)を開催すると耳にした時、突如湧き立った一つの疑問というか興味が、無性に頭から離れなくなりました。
「アートに関わる人というのは、一体どんな考え方をして生きているのだろう?」
凡人の自分がそんな人達に出会えるチャンスは、この展覧会、この年を逃したら二度と巡り会えないような気がしたんですね。
自分は場違いなようで怖くて仕方ありませんでしたが、踊る阿呆に見る阿呆、とにかく勇気を出して飛び込んでみようと決めたのでした。
なお、作品は作れないが「運営で参加したい」と申し込んだ結果については、「出展が前提です」と秒速で一蹴されました。当たり前ですよね(笑)
実際に動き出してみると毎日緊張と不安の連続でした。
人前に出せるレベルになるのか、その前に完成できるのかすらわからない作品製作。しかし、右も左もわからぬ自分なりに、いつの間にか夢中であれこれ没頭し始めたことに、自分自身で驚いたりもしました。
さらに、運営メンバーとしての活動は、私の大きな転換期になったように思います。
運営メンバーのほとんどは初年度から展覧会に参加し続けている常連さんで、日頃から創作活動に励み、知識もスキルも非常に高い人達ばかり。そこに迷い込んでしまったトーシローが一人(汗)
フライヤー制作に、様々なイベントの企画。
交わされる議論は、頭上でバチバチの空中戦が展開されているようで私には何も見えません。外国語教室で自分だけ言葉がわからず、どんどん取り残されて行くような感じにも似ています。
何もできないことに焦り、運営への参加を後悔したことも何度もありましたが、でも、これ、自分で希望したことなんですよね。
まさに自分が触れてみたかった世界。本当に「良いもの」を目指す姿勢。
今まで出会ったことのない知識や考え方に触れる、とても有意義で刺激的な時間でした。
展覧会当日。
北海道、九州を始め、日本の至るところからの出展者さん達もいよいよ集結です。
持ち寄られた作品達が展示され、そのエネルギーで徐々に満たされて行く会場。
自分自身も作品を展示したことで、そのエネルギーの一部になれたことが嬉しくてたまりません。これまで出会ったことのない人達と作品を通じて語り合う、何とも言えない一体感。
みなさんにも是非とも味わっていただきたい感覚です。
続々と来場するお客さんの楽しそうな笑顔とともに、一層の熱気を帯びる会場を眺めながら、沸々と今までにない感情が湧き上がるのを感じました。
「どんな形でもいい、自分もたくさんの人に楽しんでもらえる何かをしたい」
自分はものづくりなどは不得手かもしれないけれど、できることを考えればいい。
今回運営で携わって来たように、イベントそのものに関わってみたり、できる人、夢ある人を応援したりすることも一つの方法かもしれません。
ただやっぱり、そのためには真に「楽しいこと」を知っていないと、絶対できないんですよね。もちろん、自分なりの表現を見つけて行ければ、なお結構。
これから先、いろんな経験を積んで、たくさん勉強をして行きたい。
そして、たくさんの人に喜んでもらえるようになりたい。
これが、展覧会にほとんど無目的に興味本位で飛び込んでみた人間の、辿り着いた一つの結論なのでした。
さて、ついでに後日談。昨年の展覧会後の私の活動を駆け足で見てみましょう。
2月には電脳音楽塾の講座を通して、猫好きさんのための祭典「にゃんだらけ」というイベントに、当日の運営スタッフとして参加させていただきました。
様々な体験の中で出展者さんやお客さんと交流し、丸二日間に渡って会場全体に広がる笑顔を見渡しながら、何と温かくクリエイティブな空間なのだろう、とたいへん感激したことをよく覚えています。
(なお、8月の同イベントにも参加させていただきました。)
また、展覧会で知り合ったアーティストさん達が個展を開催すると聞けば、彼らのお勧めのアーティストさんのものも含め、できる限り足を運びました。
一枚の絵に込められたエネルギーを直接体感するのはもちろんのこと、精力的に外部で活動する方々の持つ力強さには、大いに心を刺激されます。
そこで、自分もどこか外で修業をして来なくてはならないと思い、毎年20万人超の来場者数を誇る「台湾フェスティバル」というイベントの運営委員に参加してみました。
こちらについては当日のみでなく、企画・準備段階からの参加。
台湾関連の同様のイベントは今や多数存在しますが、この「台湾フェスティバル」はその先駆け的な存在で、大規模ながらイベント企画会社を一切使わない、オールボランティアによるイベントです。
もちろん、これまで積み重ねられて来たノウハウは存在しますが、主体的に考えて動くということが重要になります。
私自身わからないことも多く、あまり多くのことはお手伝いできなかったとは思いますが、目玉企画の一つ、「台湾ライチ種飛ばし選手権」の主担当として、千人近いお客さんを相手に2日間、しっかり会場を回して来ましたヨ。
ここで一番学んだのは、「楽しんでもらう」という意識でした。
せっかく来ていただいたのだから、些細なことでも楽しんで帰ってもらいたい。準備段階はもちろん、当日の会話一つにも楽しんでもらえるように心を配る。
そんな意識を高めてもらったイベントでした。
そして、IID 世田谷ものづくり学校主催「IID Kids WORK SHOP 2019」への参加という形で実現した、電脳音楽塾オンラインサロン会員有志による「電脳音楽塾☆ピカピカ音楽会」への参加。
サロン会員発信として初のリアルイベント企画でもあったため、メンバー全員気合が入っていましたが、相手が子供ということもあり、純粋な「楽しい」を改めて真剣に考える素晴らしい機会となりました。
ガチャガチャのカプセルにビーズでシェイカー(楽器)を作り、それを使ってみんなで演奏するという極めてシンプルな構造ながら、様々なアイデアを出し合って、まさに光り輝くイベントとして大成功。
当初2日間で想定50名(予約満席)のところ、急遽体制を整え111名ものキッズに心行くまで楽しんでもらえたことは、運営メンバーの意識の高さが成し得た技だと思います。
個人的にもたいへん素晴らしい実践の場となりました。
このコラムを通して私がお伝えしたかったことは、自分なりの目的や興味、好きなことをしっかり持っているならば、展覧会への出展は必ずその期待に応えてくれるということです。
何も心配することはありません。あなたの「好き」を思いっきり表現する場所です。優劣を決める場所では決してなく、あなたの「好き」を思いっきり高めてくれる場所になるに違いありません。
参加を迷われているそこのあなた!
もしも迷っているのなら、参加したいから迷っているのではないですか?
参加しちゃって間違いないですよ!!絶対!!取り敢えず飛び込んでみてから考えましょう。
最後に、昨年の展覧会に寄せていた自身のツイートを思い出したので、恥ずかしながら転記させていただきます。
展覧会が終了した直後の、一番純粋な心からの言葉になると思います。
「不安に思うなら、まずは飛び込んでしまえ!の初参加でした。製作に夢中になったり、伝えたいことが溢れて来たり、前日まで葛藤したり。作品を通して語り合い、たくさんの人と繋がる。本当に夢のような時間でした。新しい世界へ、ちょっぴり踏み出せた気がします」
どうですかね。私はあれからその新しい世界に、きちんと踏み出せているのですかね?
この秋の展覧会で、あなたの”Music”をお聴きできることを楽しみにしています。
電脳音楽塾 Presents 写真展&展覧会
『あなたの”Music”を聴かせて。』
開催概要
<展覧会会場>
IID世田谷ものづくり学校 1F 「IID Gallery」
<開催日時>
2019年11月8日(金)15:00~19:00
2019年11月9日(土)11:00~19:00
2019年11月10日(日)11:00~18:00
<申し込み>
*募集締切 9月30日
<意見交換会 開催日時>
2019年9月15日(日)13:00〜
http://www.pinxrecords.com/schedule/2019/yourmusic.html