どうも!電脳音楽塾メンバーのスタイリストあられです。電脳音楽塾が10月31日に閉鎖されることになり、最後のコラムになります。
電脳音楽塾は、「DMMオンラインサロンアワード」プロジェクト賞を2年連続受賞したサロンです。様々な企画があった中でわたしが参加したのは
「ギターオーケストラ企画『シン・残酷な天使のテーゼ』」です。
そして、残念ながら電脳音楽塾が運営中に公開することは叶いませんでしたが、スタイリストあられのラジオ企画も進行していました。
コンセプトは、“女性の、女性による、女性のためのラジオ”。ジェンダーの多様化が謳われる今の世の中に、あえて女性目線で発信するyoutubeのラジオ番組です。わたしはLGBTQ(セクシャリティ-マイノリティのこと。レズビアン、ゲイセクシュアル、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クイアやクエスチョニングの頭文字)どんな在り方も尊重される世の中になってほしいと思っています。それと同時に女性であることにもこだわりたいと思っています。
わたしは小学2年生の女の子のママであり、和歌山県の古民家に住みながら、ピンクの髪をして、スタイリストをしています。なかなかレアキャラです(笑)妊娠・出産の経験、女の子の子育て、仕事でのお洋服選びなど、ジェンダーについて考える機会が多いです。
※小学生2年生の娘ひなあられと。2歳から仕事に付いて来てくれてるからわたしの良き理解者。
娘からは「お姫様みたいな服しか着ない!」と宣言されたことがありました。また、お客様で「青色が子どもの頃から好きだったけれど、男の子の色だからダメって言われた。だからずっと我慢してきた。あられちゃんに『好きなことは好きって言っていい』と言われて解放された♪今は服も青が多いし、青色の食べ物があると買っちゃう♡」と言ってもらったこともあります。
日常生活は世間体などで不自由なこともあるけれど、ロック魂が流れる「好きなことを好きと言えてやりたいことができる『電脳音楽塾』」で、女性目線で発信するってめっちゃおもしろいと思ったんですよね!
もう一つ、わたしがラジオをやりたかった理由は、人を応援することが好きだから。スタイリストの活動では「応援すること」をビジネス戦略にしています。スタイリストあられのFB個人アカウントを見てもらうとわかりやすいのですが、いろんな人が登場します。わたしが田舎に住みながら、子育てしながらという制限のある環境の中スタイリストを続けられているのはこの戦略のおかげです。
また、電脳音楽塾は、オンラインサロンという性質上、居場所を見つけられなかったり、オンラインのシステムの使い方がわからない人もいたので、そういう方たちとコミュニケーションを取るという意味合いもありました。
スタイリストの仕事でしていることで電脳音楽塾でも役に立てたら、と思っていました。電脳音楽塾には、音楽を作ったり、絵を描いたり、写真を撮ったりするアーティストがたくさんいます。日常では出会えないようなトリッキーなアイデアを持っている方が多いので、そんな方たちを紹介させてもらえる番組ってめっちゃワクワクするんです♪ほかではできないようなコアな話をしたいなー、なんて(//∇//)
大変なこともたくさんありました。オンラインならではの壁にたくさんぶつかりました。ネットの世界をどれだけ信頼できるのか、というのも大切なことです。
わたしはhideさんがインターネットを活用していたことから、ワクワクした世界のイメージを初めは持っていました。けれど、自分自身に自信がなかったので、なかなか顔を出したり、画面に向かって喋ったり、ということには抵抗がありました。これが中学時代のわたしです。プライベートで写真を撮ることさえ苦手でした。
※INAさんとhideさんの作った音楽にどっぷりハマっていた中学時代。周りに共通の音楽の話ができる友達がいなかったので、本当の気持ちを隠していました。目つきが悪くて、眉が細く、ソフトテニスのしすぎで日焼けしています…。
本当に好きなことを好きと言えないまま大人になったのですが、少しずつ自分を出せるようになり、憧れだったスタイリストに。けれど、はじめは、目立ちたくないという気持ちの方が強く、黒い色の服ばかり着ていました。
ですが、自分が変わることで、周りの人の背中を押せるということに気づいて、髪をピンク色にし、カラフルなファッションにイメージチェンジしました。
※左が2019.1、右が2021.7。表情も見た目も全然違いますね(^◇^;)
変わる時ってめっちゃこわいんです。けれど、勇気を出して変わったら、「な〜んだ!こんなもんか」って感じでした。今まで気にしていた世間体とかどうでもよくなったし、元々の知り合いやご近所さんも普通に受け入れてくれました。それに何と言っても、わたしが応援していた人たちは、わたしの変化をめっちゃ喜んでくれました。わたしのことを前以上に応援してくれるようになりました。
まあ見た目が変わったから離れていくような人って、自分の人生にとって関係ない人なんだと思いますしね。人生で出会える人って限られているので、どんな時も変わらず自分を応援してくれる人たちを大事にすること。そういうことにエネルギーを注いでいたら、人と比べて嫉妬する時間もなくなります。
あと、大事なことは、子どもの頃にときめいたことや大人になってからビビッときたことは途中でやめないことですね。忙しい毎日の中でいろんな選択をしますが、このことを大事にしていたら、選択に間違うことはありません。
そんな思いを持ちながら、今春から、一人で音声を録音する日々でした。オーナーINAさんやサロンメンバーにアドバイスをもらいながら改善していきました。
第1回目(19:57)
まだ音楽もなく、初めの方は声に張りがありませんね(笑)時間配分もめちゃくちゃ。
第3回目(20:45)
音楽も付き、ラジオっぽい雰囲気出てきました!発声練習をして臨みました。「えっと〜」って言い過ぎ(笑)イラストは娘のひなあられが「ママのラジオ、応援してる!」とたくさんのイラストをパパッと描いてくれたうちの一つです。コラム初めの、アイキャッチ画像は、ひなあられのイラストを元に、彼女の許可を得て、わたしが描き直した共作です。
第6回目(17:52)
タイトルは、わたしが出した案にINAさんからもアイデアをいただき『ready lady radio(レディ レディ レディオ)』に決まりました。とうとう動画で撮っちゃいました!オーディオインターフェイスも使い、音もよくなってきました。やはり顔が見える方が会ったことのない方との距離も縮まりやすいです。
こんな感じでサロン内で修行を重ねていました。公開できなかったから意味ないって?そんなことは全くなく、わたしの内面に変化がありました。今春に書いたコラムに、INAさんから「エモい」「影響受けた」と言っていただいたことが自信になり、普段の発言が変わりました。いろんな方から「あられちゃん、最近なんか変わった?」と言ってもらうことが増えていた中、一番大きな出来事は、わたしの活動を朝日新聞に取り上げていただいたことでした。同じ活動でも、気持ちが変わって、見せ方が変わると、価値も変わるということを実感しました。
紙面に大きく取り上げていただき、「最近暗いニュースが多かったから、明るいニュースに元気をもらえた!」とたくさんの方に言っていただきました。元々、恥ずかしがり屋だったわたしですが、勇気を持って、笑顔で前向きな発言をしていくことで、人に元気を与えられた。これってすごいことやと思うんです。
※新聞掲載を一緒に喜んでくれた『一般社団法人 日本マミーボイスアカデミー協会』代表理事・山本理恵さん。わたしは彼女の専属スタイリストでもあり、協会理事でもあります。
こんな風に、わたしを大きく変えてくれた電脳音楽塾。サロンメンバーの中でも「電脳音楽塾のおかげで前向きに変われた!」という人はたくさんいます。
そして、女性目線youtubeラジオ『ready lady radio(レディ レディ レディオ)』。INAさんにタイトルの使用許可をいただいたので、個人の活動の方で続けていきます。INAさんもアイデアも出してくださったタイトルを使わせてもらえる、これってすごいことですよ。すごい価値があることです。この価値がわかる電脳音楽塾メンバーとは、この先も一緒に夢を叶えていきたいと思っていますよ、わたしは。
【好きなことをやりまくった先に、突然、人のために活動したい、という気持ちが生まれる】
【音楽がある場所では何千人何万人の人がいても心が一つになれる。音楽は未来の世界を先取りしている】
電脳音楽塾で学んだことの一つです。音楽だけでなく、ファッションも含めアートは未来の世界を先取りしているのかもしれませんね。それだけ素晴らしいものだから、たとえ自分の作品であっても誰も否定したらダメなんです。音楽やファッションなど、いろんなアートを世の中にもっと広げていけたら、こんな幸せなことない。わたしはこれからもスタイリストをしながら、「応援する」ことを大切に、前を向いて活動を続けていきます。それではまた会いましょう♪