活動レポート

【秘】サロンアワードの機材セッティングレポート!

ども、電脳音楽塾生のMatsuです!

全ての関係者の皆さま、先日のDMMオンラインサロンアワード2019では本当にお世話になりました!

サロンオーナーと会員たちが協力して制作したミュージックビデオ「Happy Music」。
その曲をDMMオンラインサロアワードの会場で披露するというプロジェクト【授賞式で完結?ドキュメンタリーミュージックビデオ制作プロジェクト】。
Matsuは、歌唱パフォーマンスメンバー、および機材スタッフとして参加しました。
そして、サロンオーナーのINAさんのご指導の元、プロジェクトメンバーによってパフォーマンスを決行し、数ある応募の中から見事、銀賞を受賞することができました。
こんな素晴らしい体験ができたのは、今回プロジェクトに関わったサロン会員の皆さん、アワードを企画していただいたDMMスタッフの皆さん、サロンオーナーのINAさんがいたからでした。
本当にありがとうございました!

銀賞トロフィー

今回そのプロジェクトをコラムにするにあたりまして、アワード銀賞までの道のりは他のプロジェクトメンバーのみんなが書いてくれているので、私Matsuは機材に関することをメインにレポートします。

歌唱パフォーマンスで大切なのは、楽曲と演奏です。
しかし、大きな会場でライブをするとなると、より多くの人に音を届けるために機材が必要になってきます。
そこで、音をアンプで増幅し、スピーカーを通してより多くの人に届ける必要があります。
今回、Matsuはその機材準備を担当しました。

Matsuの提供した機材はスピーカーとそれを鳴らすパワーアンプです。(その他ケーブルやスタンド類など、細かいものも含む)
私は普段、地元のライブイベントのPAや設営を引き受けることがあり、そこで使うメインスピーカーと足元の転がし(モニタースピーカー)を提供する流れになりました。
INAさんのプロフェッショナルなセッティングが見られるということで喜んで提供させていただきました。
ありがとうございます。

ライブ1週間前には本番同等の機材でリハーサルを行いました。
セッティングもパフォーマンスも本番に向けてほぼ完成。
機材が現場でトラブルを起こした際にもすぐに対処できるようにした方がいいというアドバイスを元に、できる限りの予備も用意し、準備万端!

DMMアワード2019でセッティングした機材

あとは本番のみと思った矢先、「Matsuさん、こういう機材持ってる?」というINAさんからの連絡。
何だろうと思って確認するとスライダックという機材の有無の確認でした。

ボトルスライダー

スライダックとは、電源電圧を手元で変化させることのできる装置です。
巷ではボルトスライダーという名前で取り扱われることもあります。

日本で扱う電化製品は100Vの電圧に合わせて設計されています。
そのため、100Vより高い電圧で使うと電流が流れすぎて壊れたり、電圧が低いと誤作動が起きたり、動作しなかったりするなどのトラブルが起きることがあります。
ライブでは照明や大きなアンプなど、大きな電気(電力)を必要とする機材が多いため、その電圧が下がってしまい、機器が誤作動を起こしたり、機器が十分なパフォーマンス出せないことがあります。
そのため、スライダックを活用して、電源電圧を正常値に修正する必要があるというわけです。

今回は小-中規模クラスのPA機器の電源電圧確保のため、一般家庭電源コンセントクラスの電力が確保できるMAX20Aのスライダックを準備しました。
電圧はスライダックの表示でも確認はできるのですが、より正確な値を測定するために検流計で測定を行いました。
今回は、DMM本社のしっかりした設備の電源、かつ照明も小規模なものということで電圧はほぼ100Vでした。
ただ、後ほど変化することも考えられるので、たまに電圧測定を行い、100Vであることを確認しながら本番に臨みました。

ちなみに、プロフェッショナルの現場では、PA用に(大容量の)スライダックを一つ、各楽器用にスライダックを一個ずつ用意するそうです。
電源は、私たち人間にとっての水みたいなものです。
不足すればいつものパフォーマンスができないため、必ず電圧を合わせる必要があるんですね。
私の素人知識だとスライダックはお祭りのように電源電圧が不安定な場で使うイメージだったのですが、今回の経験を通して、必ず100Vで送り届けるものという認識に変わりました。

今回のサロンアワードプロジェクトを通して、とても貴重な体験をさせていただくことができました。
私は普段、職場やバンドの中では自分が引っ張る立場なのですが、今回は全く逆の立場でした。
アワードメンバーの熱量が高くて、ついていくのが大変でした。
歌録りの段階でも全然音が取れなくて、「これで私はアワード参加できるのか。
途中で辞退する可能性もあるのでは!?」と思いました。
レコーディングも、何度歌を聞いて録り直しても、譜割が違うということでやり直しの連続。
なんとかゴールまで一緒にたどり着けたというのが正直な感想です(汗)
私は、最後まで自分のことで頭がいっぱいでしたが、INAさんやプロジェクトリーダーの準備を見ていると、音楽からコメント、ステージの振り付けや衣装、さらには当日の一人一人の役割分担まで、完璧に準備されていて、その情熱とプロフェッショナル魂には感動すら覚えました。
そして、機材に関しても絶対に失敗させない、最高の状態を提供するという情熱の高さが溢れており、本当にこのメンバーの中でプロジェクトに関わらせていただけてよかったです。

終わってみると、いつの間にか自分の音楽に対する意識が変わっていたり、できることや興味のあることが増えていたりして、確実に自身の成長と次への道に繋がっていることも実感しています!

関係者の皆さま、本当にありがとうございました!

授賞式に参加したプロジェクトメンバー