わたしは、リアル電脳音楽塾のカメラワークショップで一眼レフを勉強している。
撮影を始めてから約半年以上が経ち、次のステップへ進みたい思いが強まっていた。
「ピカピカ音楽会」2日目、わたしはカメラ撮影で参加した。
しかし、初めてのイベント撮影、子ども対象、当初予定されていた会場の変更、カメラ機能の問題、などなど、当日を迎えるまでにわたしには不安と緊張しかなかった。
これも経験を積む勉強だ、と何度も自分を鼓舞したが、どうなるかはわからなかった。
でも、これは練習ではなく、ワークショップで講師の緒車さんから教わっているものをしっかりと結果として残したかった。
同じ撮影担当のshihoさんからは、当日朝からも、それ以前からも、細やかな情報を教えていただき、撮影の合間にも都度、気遣いの言葉をかけていただいた。
頼もしかった。shihoさんとの会話や笑いで緊張も徐々に薄れていった。
INAさんからも絶妙なタイミングで的確なアドバイスをいただけた。
緒車さん不在の中、スーパーアドバイザー登場。
本当に嬉しかった。
教えていただいた通りに撮影した写真は、見事2枚ともレポート記事に採用されていた。
撮影を進めるうちに、会場全体を包む笑顔、明るさ、楽しさ、ポジティブさに感化され、いつの間にか不安も緊張も無くなっていた。
いつも通りに撮影が楽しかった。
子どもたちは、目が合っただけで自らポーズを取ってくれたり、歌い出したり、踊り出したり、全員が幸せな気持ちで満たされていた。
撮影で心がけていたことは、子どもたちの目線でいること。
子どもたちが見ているもの、感じているもの、そして、心の動きと気持ち、それに伴いクルクルと変化する表情を追うこと。
撮影を終えて写真を見返すと、撮影総枚数の内、NGは多かった。
一番危惧していた暗いシーンでの撮影は、壊滅的だった。
事前に練習していたものとはやはり環境、動きが異なり、難しさを知った。
今回、確かな未熟さを痛感させられたが、原因と対策を考え、次に活かしたい。
何より、後日イベントレポート記事に自分が撮影した写真が採用されたこと、撮影者クレジットに名前が載ったこと、これほど嬉しいことはなかった。
前進する気合いがさらに入り、挑戦しなければ何も得られないことも再認識した。
また、運営メンバー個々の意識の高さ、イベントを成功させたいという強い思い、行動力、結束力、全てに学ぶことが多かった。素晴らしかった。
会場にいたみんなの笑顔、思いに心揺さぶられる一日だった。
子どもたちみんなが突然歌い出した『パプリカ』。
あのシーンのことはずっと忘れないと思う。